当たり前のものに目を向けて新しい発見を ~ 読み聞かせ会 ~
2023年8月15日 12時00分砥部分校では学期の終わりに、読み聞かせ会を行っています。
1学期は7月19日に行い、たくさんの生徒が参加しました。
1冊目は、烏谷先生による「世界をきちんとあじわうための本」(ホモサピエンス研究会)。
砥部分校の生徒は、課題を含め、日常のあれこれに追われている時にも、ちょっと休憩する。外を見てみる。
遠回りしてみることで、別の角度から捉えることができたり、ちょっとした気づきがある。そんなことに気づかされました。
2冊目は、井上先生による「天平の甍」(井上靖)。
後に鑑真の弟子となる普照が初めて鑑真と出会うシーンと、五回の渡航を経て盲いた鑑真が三年ぶりに普照と再会するシーンの朗読をとおして井上靖の説明しすぎない筆運びと、その抑えた筆致ゆえに読み取れる豊かな世界の広がりがあることを話していただきました。
生徒の感想から
・生きていく上で心に置いいておきたい、気づかないといけない事を教えてくれる読み聞かせでした。
・自分が普普段は言語化しないよう意識しなかった日々に気付きを見つけることができそうな
・作者の意図をあまり強く出さずに読者に考えさせることの重要性、そして何より「天平の甍」読んでみたいと思いました。
・自分で解釈することの良さについて考えさせられました。
・難しい本もちょっと読んでみようかなという興味が湧きました。
次回はまた2学期末です。
おたのしみに