陶芸部 夏休みの工場体験記録③
2023年8月19日 09時00分
3日目は、陶板成形・窯詰めを行いました。
前回の記事はコチラ→【陶芸部 夏休みの工場体験記録②】
2日目で使用した土練機を使って陶板を成形していきます。
この陶板は、屋外タイルや室内装飾品として使用される赤砥土の質感が感じられる焼締の陶板です。磁器の性質を持ち、さらに土ものよりも高い強度を持ちながらその風合いを感じられることができます。
既定のサイズに裁断し、欠けや割れ防止の面取りをして乾燥室で運んでいきます。
最後に、十分に乾燥した陶板を窯に詰めていきます。
効率よく焼成できるよう丁寧に積み重ねていきます。
最後に社長さんの手で窯が閉められます。これまでの一つ一つの手間が最後へとつながっていきます。
3日間、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
普段当たり前のように使っている粘土が、どのような工程を経てできあがり今自分たちの手元にあるかを知る良い経験になったはずです。
私たちは、素材がないと作品は作れません。あって当たり前ではない、あることにありがたいという感謝を今一度思いこれからの作品制作を行ってほしいなと思います。
この経験を、これからの陶芸部の活動に生かしていきたいと思います。