旅立ちの日:令和3年度松山南高等学校砥部分校卒業証書授与式
2022年3月3日 11時27分3月1日(火)、とべぶんを、この日37人の生徒たちが卒業しました。
心のこもった祝詞・祝電をありがとうございました
本年度は、新型コロナウィルス感染症対策のため、1、2年生は教室からリモートで式の様子を観覧しました。
校長式辞では、校長職務代行者 重松教頭より、「何事にも真心を込めて、一生懸命、最後まで丁寧に取り組むこと」や「総合的な人間力」を、校訓である「自らを律せよ」を基盤としてさらに磨きをかけ、地域や社会に貢献する、「なくてはならない人に」なれるよう、期待のお言葉をいただきました。
PTA会長 中川礼様による祝辞では、最初から感動の涙で心を動かされました。表現する世界に入り、苦悩や葛藤に3年間で強くたくましく成長した卒業生に向けての祝福の言葉と、これまで指導してくださった先生方への感謝の言葉をいただき、体育館は愛でいっぱいに包まれました。「これからもずっと表現者であり続けてください」という言葉は、在校生の心にもしっかり響いたことでしょう。
送辞を述べた生徒会長(2年得井ひよりさん)は、吉田篤弘さんの短編「月とコーヒー」の内容を引用して、「なくてはならないものではないかもしれない。だけどあったほうがいい、あったほうがより素晴らしい」モノ、それが芸術。先輩たちには、これからも人の心に寄り添うような、世界に彩りを与えてくれるような作品を作り続けて欲しいです、と熱い気持ちを込めました。
答辞を述べた重谷さん。様々なコンクールや制作を経験して技術を身につけたことや、課題に悩み苦しみつつ一歩一歩前進した日々を振り返り、思わず言葉に詰まる場面がありました。コロナ禍でも、安心して授業に取り組めるよう頑張ってくれていた先生たちのためにも全力で高校生活を楽しもうと思っていた、という一言には心を絞られるような気がしました。これまで高校生活を楽しい時もつらい時も支えてくれた家族への感謝の言葉に、会場全体が暖かくなりました。
最後のホームルーム活動では、副担任の先生から、ホワイトボードに粋なサプライズ。また、担任の先生からは一人ひとりに向けた手紙もあり、最後までとべぶんらしい、あったかい時間を過ごしました。
砥部分校で学んだ技術、経験は、これからどんな環境に置かれてもみなさんの力になってくれます。それぞれの新たな場所での、ますますのご活躍を、在校生、教職員一同でずうっと応援しています。卒業、おめでとう。