それはまだ暑かった9月中旬のことです。
陶芸で県展に出品する作品や、授業で制作した作品の焼成が毎週末行われていました。
8月にも紹介しましたが、一時間おきに窯の温度を測定、記録しながら20時間以上をかけて行われるこの作業を夜通し行うのは、デザイン科陶芸の先生方です。
しかし、その様子は観察すべき点が多く、本来、生徒のみなさん、制作した人で行うべきところです。
そこで!!今回は画期的な試みとして、ICTを使ったオンライン授業で3年生が部分的ではありますがその様子を自宅から見学しました。
ガスの量の調節方法や、酸化焼成から還元焼成に変える様子など、説明を受けながら見守りました。
質問も瞬時に行えるし、いい機会になりました。録画して見直した生徒もいたそうです。学びたいことへの支援の方法は無限大ですね。




9月29日(木)砥部焼海外交流促進事業 第2回「デザインとは何か?分析、創造、解決」が開催され、ゲストスピーカーに陶芸家Rachel Hoshino(ラッケル ホシノ)氏とデザイナーPatricia Naves(パトリシア・ネヴェス)氏の2名によるオンライントークが行われました。
今回は、分校から生徒12名、教職員7名の合計19名が参加しました。

「今日のデザインを考える」をテーマに、Patricia氏による生産者として、①自分は何者なのか(分析)、②どのような作品が作りたいのか(創造)、③どうやって仕事にしていくのか(解決)、自分自身を見つめ直す。
そして、戦略的デザインの視点から「デザイナー」「職人」「アーティスト」のうち自分をどう定義し、何を生み出したいのか方向性を明確にすることの重要性を講話していただきました。


内容は、デザイン、焼き物の現場で仕事をされる方々には、日々痛感するところかと思います。
これからを生きる生徒には、何より重要となる参加となりました。
残り2回のオンライントークも楽しみです。

ありがとうございました。
生徒会の呼びかけで2018年に始まった、コンタクトレンズの空ケースリサイクル活動で集まった空ケースを、大街道にある「アイシティ松山店」に持っていきました。

集まった空ケース


残ったフィルムをきれいにはがして
「アイシティ松山店」へ
ご協力ありがとうございました。<(_ _)>
引き続きよろしくお願いいたしま~す。(^O^)/

運動会の翌日から県展へ向けた平面作品の制作が本格的に始まりました。
完全下校時間も1時間遅く、週末も希望すれば使えます。
1年生は初めてのB2、イラストレーション
2年生はB1ポスターを条件に制作しています。
運動会で仲良くなった先輩の制作を見学したり、
後輩の制作を見に行って1年生にアドバイスを求められたり。
学校全体が制作モードのこの時期。「とべぶん的秋」の始まりです。
頑張ってほしいけど、無理はせず。健康第一で励みます。感染症対策もしっかり!







現在、2年生実習ⅠCD( クラフトデザイン )と3年生実習ⅡCC( セラミッククラフト )は、秋季県展の工芸部門出品に向けて大物作品の着彩を行っています。
1学期にミニチュアの模型を制作。それを基にデザインと形状を再検討して大物成形をしました。
夏休み中の1カ月間ゆっくりと乾燥させてから焼成を行い、完成に向けて制作中です。
2年生は、これまで制作してきた手に収まるサイズの作品から、自身の体の半分ほどもある大きさに驚きながらも、熱心に良い作品に仕上げようと頑張っています。


3年生は、今年で2回目の出品となります。
昨年の課題や新たな技法に挑戦して、大作を仕上げていきます。



16日(金)、22日(木)の2回に分けて最後の焼成が行われます。
完成の焼上がりが楽しみです。