8月23日(火)、愛媛県産業技術研究所 窯業技術センターのご厚意により、砥部焼海外交流促進事業 「海外陶芸家によるアーティスト・イン・レジデンス(全4回)」、ブラジル陶磁器デザイナーとのオンライントークに参加させていただきました。
分校から教職員6名、生徒14名の合計20名がZOOMを通して参加し貴重な話を聞くことができました。
本校は、令和2年度にも同プロジェクトでイギリスの陶芸家に砥部分校に来ていただき、ワークショップを開催しました。
こちらから過去のブログがご覧いただけます。↓
2020/02/13 Blog「Tom Kemp氏ワークショップ」愛媛県立松山南高等学校砥部分校デザイン科
今回シリーズ第1回は、「ブラジルにおける陶磁器の歴史と現在」をテーマにブラジル サンパウロで活動されるRachel Hoshino(ラッケル ホシノ)氏と、ブラジル有数の陶磁器ブランドHolaria(ホラリア)のデザイナー、Aleverson Ecker(アレヴェルソン・エッケル)、Luiz Pellanda(ルイス・ペランダ)両氏とのオンライントークが開催されました。

Holariaでは、新たな陶磁器製品を作ることを目標に創設し、陶磁器の秘めた可能性や陶磁器の柔軟な表現性、美意識の重要性、何より「デザインは文学の一種」として物を通して語りかける商品の制作を追求されているそうです。
現在は、大手磁器製造メーカーと提携し安定した商品提供、また複数名の陶芸作家とパートナーシップを結び新たな商品開発に力を注がれており、この砥部焼海外交流促進事業を通して、今後の新しい制作活動のきっかけになることを期待されていました。


本事業に、生徒が主体的に関われる機会は現在ありませんが、地元砥部焼を通して、海外の陶芸作品に興味・関心を向け、相対的に焼き物の魅力を感じとる良いきっかけになることを願っています。
Rachel Hoshino氏は、8月29日~9月2日の5日間、砥部町での制作活動が予定されているので、可能であればお会いできる機会があればと考えています。

本日は、ありがとうございました。
夏休みも残りわずかとなりました。夏休み中の砥部分校では運動会練習、準備で活気づいています。武道場を覗くと…
運動会パネル制作を黙々と行なっている姿がありました。デザイン科らしいレベルの高い作品が武道館端から端まで並べられています。こちらでは白鵬、紅龍の両チームの熱い戦いが無言で繰り広げられていました。

制作で使われた絵の具が大変なことになっています。絵の具の残骸が今までの仕事量の多さを物語っています。完成が楽しみです。
令和4年8月21日(日)に令和4年度愛媛県高等学校文化連盟写真専門部が主催の、第3回写真教室に参加してきました。

写真教室では臥龍山荘周辺、ポコペン横丁の町並み撮影と浴衣モデル撮影を行いました。また、自主撮影として内子町の町並みも撮影しました。
大洲市も内子町も古い町並みが多く残り観光地として栄えています。
そこで今回はテーマを設けて撮影しました。
テーマは「現代と伝統」
日常の中に存在する伝統とは?地域における伝統とは?
生徒から思わず「難しい」という声もありながら、のれんに印刷されたQRコード、柱にかかるピクトグラム、古い建物に設置されたバーバーサインなど「これは!」と思う被写体を見つけて撮影しました。
内子町での撮影の様子。
こちらは大洲市。

浴衣モデルの撮影や町並み撮影の様子
大洲と砥部焼は関りが深く、砥部焼の磁器の生産は大洲藩の時代に始まっています。当時、藩の財政状況の厳しかった大洲藩は砥部の外山(とやま)で産出されていた砥石の屑で磁器を作ることを杉野丈助に命じ、磁器の生産が始まりました。
こうした背景もあり、臥龍山荘周辺やポコペン横丁周辺にも砥部焼を置いているお店が何軒もありました。
陶芸選択の3年生は「ちょっと観てきていいですか」と砥部焼の鑑賞に!産地と他地域の関係も知る機会になりました。
撮影会の中でも、町中には多くのデザインと伝統があふれており、自分の制作のヒントやアイデアも見つかりました。
砥部分校ならではの撮影会となりましたね
本日、デッサン講習会のとべぶん。
「近くから遠くからお疲れ様です。」
今年は62名の申し込みがありました。
「ダダンダンダダン!」という空気で待ち受ける、教室。




「ち、中学生、うまっ」ヘルプの先輩がひるんだとか でないとか。







見つめられる金属たわしさんと紙袋さん。中学生の視線にさらされ、汗が見えてきそう。






圧倒されるほどの集中力で描き込んでいた中学生の皆さん。今日は良い時間を過ごせたでしょうか。
受検まで半年ほど。ぜひ今日得たものを今後の実技練習に生かしてくださいね。
そして、受検当日お会いできるのを楽しみにしています♪
準備・お手伝いに関わった、先生方、在校生のみんな、本当にお疲れ様でした。