令和2年3月1日、令和元年度卒業証書授与式が執り行われました。
新型コロナウィルスの感染拡大防止措置により例年から内容に変更はあったものの、いつもと変わらないとべぶん生。卒業証書授与では、卒業生一人ひとりの思いが込められた返事が響き渡り、式全体が温かな雰囲気に包まれました。

答辞では小山ひなたさんが、3年間の思い出や卒業後の決意、先生方や家族への感謝の意を述べました。3年間での楽しかったことや苦しかったこと、その一つ一つが卒業生の成長の糧となり、みんなが卒業式を立派な姿で迎えられたことに胸が熱くなりました。
卒業までのカウントダウン
3年生へコサージュをつける2年生。
みんな卒業おめでとう!
卒業後の活躍を楽しみにしてるよ!

2020年2月24日付愛媛新聞(掲載許可番号:d20200226-08)
四国がんセンター「風の音プロジェクト」について
四国がんセンターホスピタルアートの一環として、今回は駐車場からの通路に取り組みました。
現状の通路は白い壁の無表情な印象であり、がんセンターを訪れる人が最初に通過する場所としては怖い印象すら受ける空間です。
また、空気の流れが無い閉鎖的で寂しいイメージであるため、そこに自然や風のイメージを加えることによって、病院を訪れる方の気持ちを少しでも和らげようとするものです。
デザインについては3年生課題研究で取り組んだ成果に、以前からホスピタルアートにかかわっている生徒が加わって完成したものです。
今回の制作は、砥部分校の生徒と、がんセンタースタッフが共同で行いました。
2年生
陶芸部では、本日2月20日(水)9:00から開催されている「第30回七折梅まつり」2月20日(水)~3月10日(火)に向けて梅型豆皿の制作に取り組んできました。

これは、松山南高校本校SSH(砥部焼梅ちゃんズ)と砥部分校の共同開発によるもので、高校生が考える「地元砥部焼の魅力再発見プロジェクト」として昨年度から始まりました。今回はその第2弾として、ななおれ梅組合さんにご協力いただき、砥部焼梅ちゃんズが七折小梅の枝葉を使った赤色の釉薬の開発を行い、その釉薬を使って砥部分校は梅型豆皿の制作を行いました。
本校SSH砥部焼梅ちゃんズポスター(画像クリックで大サイズ画像表示します。)
砥部分校陶芸部梅班ポスター(画像クリックで大サイズ画像表示します。)
七折小梅の枝葉を使った梅型豆皿は、第30回七折梅まつり期間中の3月7日(土)・8日(日)10:00~の2日間限定で販売を行います。
その他の期間中、梅型豆皿は展示紹介のみとなっており販売はしていません。
2年生
2月13日(木)、イギリス出身の陶芸家、Tom Kemp氏が砥部分校を訪問され、陶芸のワークショップを開催していただきました。
これは、愛媛県、えひめ産業振興財団、砥部町主催による滞在型創作活動事業の一環によるもので、2月1日~29日の1か月間砥部町に滞在し、海外の芸術家と若手砥部焼作家との交流を通して砥部焼の新たなデザイン創出や商品開発を目的としたものです。
この事業の取組の一つとして、砥部分校の生徒がTom Kemp氏から直接指導を受けながら氏の技法を用いて器に絵付けを行うという試みでした。
技法はいたってシンプルですが、実は大変な技術を必要とするものでした。
1本の平筆だけを使って、幅広の均一な線、細い線、筆を回しながら線の幅を変えていく方法など、様々な線を描く手法を実演していただきました。
生徒も実際に画用紙に絵の具を使って描く体験をしました。
「見る」と「する」はやはり全くの別もの。
はじめは筆がうまく扱えず、なかなか思うような線が引けません。
時間いっぱい何度も何度も練習を繰り返すことで、少しずつ綺麗な線が描けるようになりました。
線の練習を繰り返し行い、最後は素焼したお皿に絵付けを施しました。
まずは、テスト板に練習して筆の動きをチェックします。
紙に描くのと器に描くのとでは筆の滑りが全く違うので動きの感覚をつかみます。
そして本番の絵付けへ。
はじめに習ったさまざまな線を使って自由に絵付けを行いました。
感覚に身を任せ自由に筆を動かす生徒や、黙々と一筆一筆を慎重に描いていく生徒。
それぞれ個性的な作品に仕上がりました。
普段の授業では学ぶことができない新たな技法で、自分の感性を表現できたでしょうか?
今回のワークショップで、生徒はたくさんの新しい刺激を受けたことと思います。
この経験を今後の制作活動にしっかりと生かしてください。
