サテライトオフィス始動に向けて① オートクチュールさん開設準備
2023年8月11日 12時05分砥部分校では今月から校内にIT企業「オートクチュール」さんがサテライトオフィスを開設します。
長らく準備室として使われてきた部屋のすす払いをして、気分一新ペンキを塗ってリニューアルしています。
社員さんと有志の教員、生徒、地域の方も加わって、始動に向けてせっせと汗を流しました。
砥部分校では今月から校内にIT企業「オートクチュール」さんがサテライトオフィスを開設します。
長らく準備室として使われてきた部屋のすす払いをして、気分一新ペンキを塗ってリニューアルしています。
社員さんと有志の教員、生徒、地域の方も加わって、始動に向けてせっせと汗を流しました。
本校卒業生、友澤健太郎さん(94卒)の作品展「Summer House」が8月10日(木)~8月21日(月)まで、南校本校近くの本屋さん「BOOK&COFFE 本の轍」さん(松山市春日町)で開かれます。
友澤さんは、絵を描いたりもの作りが好きで、卒業後もペインター・イラストレーターとして、個展での作品発表をはじめ、書籍装画・雑誌、グッズへのイラスト、ウインドウペインティングなど幅広く創作活動を続けておられるそうです。
柔らかい線や色使いを特徴とし、これまで地元では伊予市の北欧雑貨などを扱うショップ「kakko」さんのオリジナル雑貨のイラスト担当や、昨年はエス・ピー・シーさん発行の愛媛公式観光「愛媛本」の表紙やイラストを手掛けられたそうです。
会期中8月10日(木)・11日(金)・13日(日)は、友澤健太郎さんか゛本の轍に在店し、ウィンドウにイラストレーションを描くそうですよ。
是非お立ち寄り下さいませ。
詳しくはこちらをご覧ください。 https://www.honnowadachi.com/#event
https://www.instagram.com/KENTAROTOMOZAWA/
⑥ 焼成のヤマ場「還元」
砥部の白磁に藍色の染付を出させるためには「還元」という工程が必要です。
酸素の供給を制限して不完全燃焼状態を作り、足りない酸素を釉薬に含まれる酸素金属から奪うことで還元反応を起こさせます。
今回の合宿では940℃まで温度が上がる早朝5時頃が還元を開始の時間になりました。
生徒たちは4時半くらいから眠い目をこすりながら集合しました。
まずのぞき窓のレンガを取り除き・・・
ドラフトのレンガを取り、煙突に抜ける炎の補助をして・・・・
ダンパーを押し込んで煙突に抜ける炎を調節します。
そしてのぞき窓から出ている炎の長さで還元状態が確認します。
うっすら炎が伸びているのが見えるでしょうか。
さて、こののぞき窓からは何が見えるでしょうか?
炎の中に温度を確認するゼーゲルコーンが見えます。
このコーンの曲がり具合と温度計で温度を確認します。
上記の板書にコーンの形と温度の関係がが記してあります通り、今回の最高温度1230℃~1260℃まではまだまだです。
生徒さんたちは、朝食まで一旦お休みです。
⑦ 朝ご飯
朝6時から米当番汁当番の皆さんが頑張っています。
朝食の食卓では生徒さんが作った砥部焼のお茶碗とそばちょこ、お皿、自分で作ったお箸とランチョンマットが揃いました。
さすがに寝不足でテンションが低い?いやいや意外に元気な人が多く、お昼まで頑張れそう。
⑧ 筆の使い方 陶磁器の絵付けの仕方
いよいよ最後のワークショップになりました。
前半部は、筆の扱いと活かし方を水墨画の描法を使って学びました。
漢数字の一、筆の穂先や根元を使った表現、それらを活かして竹を描きました。細い筆と太い筆を使い、それぞれの特徴を活かした表現を考えることができました。
後半は、説明の無い状態で図案を模写する体験を苦戦しながら取り組み・・・
それにしても皆さんお上手
それを踏まえて、絵付けの基礎の筆使いを4パターン提示し、実演と練習をしました。
その上で再度、最初と同じ図案を模写しました。
絵付けのポイントは生き生きとした勢いのある線。
はみ出ないようにするよりも筆を走らせる事が大事だということを学びました。
砥部焼の絵付けにはあまり下書きがありません。つけたてという技法で筆一本でどんな太さの線も表すのが砥部焼の絵付けの特徴の一つです。
⑨ 閉講式
盛りだくさんのワークショップで充実した陶芸合宿でした。
足かけ二日で爆上がりしたであろう経験値は、今後の陶芸に、また学校生活に反映されることでしょう。
陶芸部の今後の活躍が楽しみでなりません。
③自分のお箸を作ろう
日本の食卓に欠かせないアイテムお箸。
檜(ひのき)の角材を専用のガイドで固定して鉋(かんな)で削って作ります。
砥部分校には木工の指導が出来る先生もいます。
作り方を丁寧に教えてもらうと、
最初は不慣れな手つきも一膳できあがる頃には、かんなくずが美しくしゅるしゅると舞う腕前になりました。
さすが、もの作りを志す陶芸部だけあって、みんなとても器用です。
大きさも各自の手に合わせたマイサイズ。
このお箸は夕食と明朝の食事で活躍してくれます。
④お茶席を体験しよう
礼節を大事にする心、感謝の心、道具を大切にする心。
陶芸は茶道とも相通ずる心があります。
茶道部ともコラボレーションしてお茶席体験をしました。
お茶席では、亭主が季節に合わせた主題に即してあれこれと道具を取りそろえ五感を総動員して感じられるおもてなしを行います。
そのようなお茶の世界とほっと一息つける静かな時間を感じることが出来ました。
⑤ピザを作ろう
夕食は思い思いの具をのせてピザとサラダを作りました。
3年生は調理実習で培った手際を伝授しつつお互い協力し合って、楽しくおいしく出来ました。
食後はデザートのスイカを食べながら夕涼み。
この後早朝に今回の合宿の一大イベントが待っています。
続きをお楽しみに!
とべぶん陶芸部初となる陶芸合宿を実施しました。
陶芸は造型や絵付けと並んで、窯で焼く工程が作品の出来を大きく左右します。しかしこの工程は約24時間掛かるため通常は教員に託され生徒が見ることはできません。
今回は夏休みを利用して窯焼きの工程を始めから終わりまで見学する体験をメインに、様々なワークショップを企画しました。
自分の作ったもので食卓を彩ることがテーマの一つです。
①火入れ
焼き物を窯に詰め、ガス釜に点火するところを見学します。
②絞り染めでランチョンマットを作ろう
模様に合わせて針と糸でチクチク縫って
ヨモギで煮出した染液で絞り染めを染め出します。
できあがりはどうでしょう。
さあ次は食卓に登場する何を作るのでしょうか。続きはまた明日!