4月15日(土)、陶芸部の2年生6名、3年生6名で春の遠足に行ってきました。
遠足ルートは、工藤省治記念館、むかしのくらし館、砥部焼伝統産業会館、春の砥部焼まつりです。
どの会場も、多くのお客さんで大賑わいでした。
まずは、 一昨日(4月13日)オープンした「工藤省治記念館」
工藤省治さんは、あの砥部焼の代名詞である唐草文様を考案された方です!!
砥部町前町長の旧宅にできた工藤省治記念館は、工藤さんの作品が間近で見学できる貴重な場所でした。
生前から親しくされていた前町長中村剛志さんに作品解説をしていただき、工藤省治さんの梅山窯での職人としての功績や砥部焼のあゆみなどたくさん教えていただきました。
現在の展示は、晩年の作品が陳列されており「白への回帰」をテーマに白磁の中心とした作品を鑑賞することができました。
続いては、むかしのくらし館。
ここは、築100年を超える古民家と蔵を改装したミュージアムで、明治時代の砥部焼「淡黄磁」や着物の形の掛け布団「夜着」などめずらしいものばかり。
現在、「梅山窯三羽鳥展」が開催されており、現代の砥部焼をリードした三人「澤田犉さん」「工藤省治さん」「岩橋節夫さん」の作品が初めて一堂にそろった企画展だそうです!
館内は、昔の生活道具などが数多く展示されていて、中には砥部分校以前の砥部高校の写真やアルバムなど分校にゆかりのある品も展示されていました。
障子戸から先生を除く生徒たち。
明日は、メインである春の砥部焼まつり、伝統産業会館新作展の様子を投稿したいと思います!
陶芸部 春の遠足2日目へ
今日は1年生が先輩のクロッキーを見学しました。
砥部分校では、毎日昼休み後に10分間のクロッキーの時間があります。
クロッキーとはフランス語で、「人やものを素早くとらえ、紙に描写する技法(速写)」といった意味を持つ美術用語です。似た言葉にデッサンやスケッチがありますが、大きく違うのが完成までの時間で、数分で行うことが特徴です。
砥部分校では、短時間で素早く対象をよく観察する力、そしてそれをシンプルで美しい線で表現する力を養うトレーニングとして行っています。
1年生は先輩のクロッキー制作をまじまじと真剣な眼差しで見つめ、いよいよ来週から始まるクロッキーの時間のイメージをつかんでいるようでした。
明日は陶芸部の活動。春の陶芸まつりや地域の陶芸関連施設の見学について紹介します。
緊張の入学式から、1年生にとっては、新しいこと慣れないことだらけの一週間でしたが、そんな中でも1年生は着々と仲間作りを始め、自分の居場所を見つけつつあります。
お弁当を食べながらの打ち解けた笑顔に、早くも1年生のたくましさが感じられます。
早く学校に慣れて、伸び伸びと学んでほしいものです。
長い一週間お疲れ様。
ゆっくり休んで月曜日また元気にお会いしましょう。
明日は初めてのクロッキータイムをレポートします!ご期待下さい。
今日から2年生のデザイン科の授業が始まるに当たって、デザイン制作に対する取り組みについて、デザイン科の先生全員からお話がありました。
「第三者に伝えるという意識を持つ。」「制作プランニングをする。」ことの重要性についての話。
また各先生が高校2年生の時はどういう制作をしていたかという話題では、「高校2年生は、実技が一番伸びた時期。迷走期からポンと抜け出す瞬間がある。」という貴重なお話を聞くことができました。
これからの制作の刺激をたくさんもらって、生徒たちの瞳はキラキラ輝いていました。