先日、人権同和教育の一環として、各学年でテーマを設定したホームルーム活動を実施しました。
1年生は、「アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)」をテーマに取り上げました。アンコンシャスバイアスとは、自分でも気づかないうちに持っている偏見や思い込みのことを指します。生徒たちは、日常生活や社会における無意識の偏見が、他者との関係や社会全体にどのような影響を及ぼすかを学びました。具体的な事例を通じて、自身の中にある偏見に気づき、それを克服する方法について考える機会となりました。
2年生は、「平等な社会を目指して」というテーマで授業を行いました。生徒たちは、歴史的な差別の事例や現代社会における不平等の問題を学び、平等な社会を実現するために自分たちができることを考察しました。ディスカッションを通じて、多様な視点を尊重し、共生社会の実現に向けての意識を高めました。
これらの活動を通じて、生徒たちは人権意識を深め、他者への理解と共感を育むことができました。今後も継続的に人権教育を推進し、全校生徒の人権感覚を磨いていく予定です。

2年生が地域の企業や施設でインターンシップを経験しました。その成果を共有するため、1年生を対象に発表会を開催しました。
発表会では、2年生がインターンシップで学んだことや感じたことを、スライドや資料を用いて説明しました。実際の職場での体験談や、仕事のやりがい・難しさについて語ることで、1年生は将来の進路について具体的に考える良い機会となりました。
参加した1年生からは、「仕事の現場を知ることができて参考になった」「来年のインターンシップに向けて心構えができた」といった声が聞かれました。
2年生にとっても、自分の経験を言葉にして伝えることで、より理解を深める貴重な時間となりました。本校では、今後もインターンシップを通じたキャリア教育を充実させ、生徒たちの成長を支援していきます。


愛媛県警からご依頼をいただき写真部が制作した交通安全啓発ポスターのお披露目式が行われました。
このポスターは、愛媛県警察と連携し、「前を見て運転することの大切さ」をテーマに制作されました。交通事故を未然に防ぐための意識向上を目的とし、写真部の生徒たちが企画・撮影・編集を手がけています。
特に、スピードの出しすぎによる危険性を視覚的に伝えるデザインが特徴で、運転中の注意を喚起するメッセージが込められています。インパクトのあるビジュアルと分かりやすいキャッチコピーを活用し、ドライバーに安全運転を意識してもらうことを目指しました。
制作過程では、部員たちが意見を出し合いながら試行錯誤を重ね、細部までこだわり抜いた作品に仕上げました。このポスターは、県内の交通関連施設などで掲示され、地域の交通安全意識向上に貢献することが期待されています。
写真部の生徒たちは、「このポスターを見た人が少しでも安全運転を意識するきっかけになれば嬉しい」と話しており、今後も社会に役立つ作品づくりに挑戦していく予定です。
本校では、今後も地域と連携した取り組みを積極的に行い、生徒たちが社会貢献を学べる機会を広げていきます。

砥部分校では、観察力や描写力の向上を目指し、昼休みに全校で人物クロッキーを行っています。 また、各学期にクロッキーコンクールを開催し、生徒たちは自薦作品を提出し、クラス投票や教員の選考を経て秀作が選ばれます。
3学期の今回は、テーマを「ほうきを持つポーズ」と設定し、日常的な道具を使った表現に挑戦しました。生徒たちは、ほうきを持つ人物の姿勢や動きを観察し、その特徴をクロッキーに反映させました。このテーマにより、普段見慣れた道具を新たな視点で捉える力が養われました。
コンクールでは、各クラスから選ばれた作品が廊下に展示され、他学年の生徒も見学しました。「線が少ないのに立体感がある」「一本の線の強弱で立体感が表現されている」「重力を感じる」などの感想が寄せられ、観察力と描写力の重要性を再認識する機会となりました。
今回の取り組みを通じて、生徒たちは日常の中にある美しさや表現の可能性を見出し、技術を高めることができました。今後も継続的にクロッキーを行い、さらなる成長を目指していきます。

