卒業制作展「爆彩」だより2 作品解説 セラミッククラフトコース CGⅡコース グラフィックデザインコース
2023年1月27日 10時10分卒業制作展「爆彩」絶賛開催中です。
昨日よりもたくさんの方にお越しいただいています。
ここからは各作品の解説です。
☆セラミッククラフトコース ・・・陶芸のコースです。
もともとたこが好きだったので陶芸で、たこを表現しました。資料をたくさん見て胴体部分のリアルさ、脚の内側のしわ、曲がった脚の外側の吸盤の間隔も丁寧に表現っしています。コップは海の中のぶくぶくした感じを出すように当別な絵付けを工夫しています。ちなみに、このたこは女の子で名前はたこちゃんです。
3年間魚をモチーフに制作してきました。大好きな魚もほかの生き物にとっては食物。その食物連鎖のテーブルを熊が割り進む・・・。私は砥部で歴史を受け継ぐ職人になりたいので白磁に呉須にこだわり、什器と金魚鉢を作りました。やってきたことやりたいことの集大成です。ちなみに熊の名前はじろうとごろうです。
幼い頃の憧れは発掘調査員。自分で掘れないなら・・と、陶芸で化石を作り、壁に展示、頭を立体で作る着想を得ました。卵をイメージした壺は好きな作家さんに教えて頂いた技法で。もともと土や石が好きです。これからも自分を貫きつつ視野を広げ、いつかはトリケラトプスを作りたいです。ちなみにティラノの名前はジュラ男です。
☆CG(コンピューターグラフィック)Ⅱコース ・・・コンピューターで動画を制作するコースです。
ホラーゲームの告知映像です。各場面の背景は砥部分校のいろんな場所がモチーフです。細かいところまで。HP形式のお知らせやゲーム風の演出に工夫が凝らされています。ファイルには登場人物の設定が細かく書かれていて、こっそりネタバレ情報もありますので、気になる方は是非ごらんください。
ミュージックビデオをつくりました。(元になった曲の作家さんには了承を得て作成しています。)葛藤をテーマに、趣味や憧れに没頭する楽しさやそこから得られる救いと怖さを表現しています。高校生のリアルな感覚を捉え向き合った、今しか作れないだろう作品で、中高生の共感を呼ぶことが予想されます。
フォントまで手打ちしている映像作品です。思い切って余計なものをそぎ落としたデザインで雰囲気を出しています。見ていると、モニターを見ているのか、見られているのか、ふとわからなくなり、自分の後ろからも見られているような不思議な感覚に陥ります。そんな新感覚も是非お楽しみください。
☆グラフィックデザインコース ・・・手描きでイラストを描くコースです。
未来の教科書を作りました。すでに電子教科書が当たり前になった未来、歴史の教科書には「2020年代の絵画に見られる女性差別」について記されています。周囲に掲げた絵は、未来の教科書で紹介されている風刺画風のイラストです。県展に続き「女性差別」のテーマを追求した作品としてまとめることができました。
アメリカンコミックを広告するコンセプトアート(映画や漫画、ゲームなどの世界観を絵に起こしたもの)です。ヒーローとアンドロイドが織りなす世界を、得意の手描きと丁寧な色塗りで表現しました。コミカルで力強い描写が迫力ある世界観を実現しています。周囲の漫画はストーリーを台詞なしで表現しています。
ゲームの各場面をイラストにしました。ゲームは分岐の連続です。どの道に進むかは自分で選択でき、出来事をどう捉えるかも自由ですが後戻りはできません。一足飛びにゴールへも行けるし寄り道も可能。このゲームはあなただけの物語。題名のAIは「あい」とも読めるし、漢字にすれば愛・哀・・・と様々な解釈の可能性を許容しています。
明日はCGIコースの作品紹介をします。